「最近、お腹の調子がイマイチで・・・」
なんて相談、僕のところにもめちゃくちゃ多いんですよ。
トイレに入ったはいいものの、何分経っても出てこない。お腹はパンパンに張ってるのに、肝心のアレが出てこない。
これ、地味にしんどいですよね。経験ある人、結構多いと思っています。
で、こういう時に多くの人がまずやるのは「下剤を飲む」っていう選択肢だと思うんです。
それで一時的にはスッキリする。でも、しばらくするとまた同じことの繰り返し。
しまいには、お薬がないと出せない身体になってしまう・・・なんて話、聞いたことありませんか?
実はこれ、けっこう根が深い問題なんです。
一般的には「便秘=大腸に便が詰まっている問題」って思われがちなんですけど、東洋医学的に見ると、これがちょっと違う見え方をしてくるんですよ(;゚Д゚)
東洋医学では、便秘を「大腸だけの局所トラブル」だとは考えません。
身体全体を巡る「気(エネルギー)」や「血(うるおいと栄養)」のバランスが乱れて、その「乱れの結果」がたまたま大腸という出口に現れているだけ、という捉え方をするんです。
つまり、便秘って、身体からの「ちょっと巡り、滞ってるよ」というサインなワケです。
じゃあ、その「巡り」って具体的に何なのか。ここを深掘りしてみます。
東洋医学的に、便がスムーズに出るためには、大きく2つの要素が必要だと考えられています。
①便を先へと押し進める「気(推動力)」
②便を乾燥から守り滑らかにする「津液・陰血(潤滑油)」
つまり、排便できないという結果の裏には、この「パワー不足」か「潤い不足」、あるいは両方が隠れているというワケです。
これ、無理やりお薬で腸を「絞り出す」んじゃなくて、身体が本来持っている「自ら排泄する力」を取り戻そうとするアプローチなんです。
具体的には、便秘のタイプって実はこんなに分かれているんですよ。
気がうまく巡らず、腸がギューッと緊張してしまっている状態。緊張がふわっとほどけると、止まっていた蠕動運動がまた動き出して、便がスルッと出てくる。
胃腸(脾胃)が元気不足で、押し出すパワーそのものが足りていない状態。ここを底上げしてあげると、いきまなくても自然と出る力が育ってくる。
身体の潤いが足りず、腸の中がカラカラになっている状態。潤いを届けてあげると、乾いた滑り台に水が流れるみたいに、するんと滑り出てくる。
すごいな、と思うのが、同じ「便秘」でも、人によって中身が全然違うってところなんですよね(*‘∀‘)。だから本来は、「便秘の人」にひとくくりの対応をするんじゃなくて、「今のあなたの状態」をちゃんと見極めることが大事なワケです。
・・・まあ、ここまで読んで「で、結局どうすればいいの?」って思った人も多いと思うので、実践編にいきましょう。
次に、自分のタイプに合わせた「プチ食生活養生」。
シソ、春菊、ミカンの皮など、香りの良い食材で気の滞りを解く!
ハチミツや黒ゴマ、松の実で、腸の内側を潤す!
冷たいものを避けて、朝一番に一杯の白湯をゆっくり飲む!
これくらいなら、ハードルも低くて「ちょっとやってみようかな」と思えませんか? 自分の身体の声に耳を傾けて、その時のコンディションを微調整していくことが、長年の便秘から解放される一番の近道です。
下剤で無理やり「絞り出す」んじゃなくて、自分の巡りを整えて「自然と出る身体」に戻していく。
これが東洋医学的なアプローチの面白いところだと、僕は思います。
すぐに劇的に変わるものでもないですけど、まずは自分がどのタイプっぽいか、ちょっと観察してみるところから始めてみてください。