柏院予約

秋の柿は医者知らず その3

2015.10.18

ここまでのお話。

秋の柿は医者いらず

秋の柿は医者いらず その2

 

前回は西洋医学の立場での柿の効能でした。

今回は東洋医学的な立場からご紹介。

 

潤肺止咳血(じゅんはいしがいけつ)

清熱止渇(せいねつしかつ)

※東方栄養新書 引用

 

この漢字の羅列わかりにくいですよね(苦笑)

簡単に説明します!

まず、秋は東洋医学では乾燥の時期と考えます。

 乾燥し、水が少なくなると…火(熱)が強くなると考えます。

その乾燥や熱が咳や喉痛、酷くなると出血すると考えるのです。

 

ですから…

”肺を潤し(潤肺)、熱を清し(清熱)、乾燥や咳、出血を止める”

 

バクっとそんな意味です。(笑)

柿を食べると身体にそのような作用があります。

 

また、潤す・清すが過ぎると水が多くなり、熱が少なくなってきます。

 ですから、柿を食べすぎたり体質によっては、身体が浮腫んだり、冷えたりしてきます。

 

医者いらずの”柿”も取りすぎると危ない一面もあります。

旬の柿、美味しいけどほどほどに。