
西洋医学が考える悪阻(つわり)の原因。
西洋医学では悪阻の原因は…わかっていません。
ですが、今のところ有力なのは”ヒト絨毛性ゴナドトロピン”というホルモンの分泌増加。
このホルモンの異常が有力とされています。
ですが、これを確定する医学的データは取れていないのが現状です。
西洋医学の治療法
原因がわからないので対症療法が中心となります。
吐き気止めなどの薬はあります。
ですが、産科ではサリドマイド事件以降妊婦への投薬は慎重です。
ですが、いくつかの治療法・予防法を”産婦人科診療ガイドライン 産科編2014”で紹介しています。
1)ビタミンB6の経口投与が嘔気重度を低下させる。
有効性を示す結果がでています。
ですが、メタアナリシスという根拠に基づく医療の最も質の高い根拠では効果は明示されませんでした。
ですので、ガイドラインでは推奨Cとされていました。
2)妊婦用マルチビタミンの服用
予防として、ビタミンA、B1、B2 、B6、B12、C、D、E、葉酸、ミネラル。
これらを含む”妊婦用マルチビタミン”を受精前から服用すると予防できる報告がある。
ですが、日本において浸透度が不明であるのでガイドラインでは治療・予防の1つにはあげていません。
次は東洋医学のミカタをご紹介します。