昨日は新宿でおこなわれました(一社)北辰会 支部定例会に行ってきました!
コロナ以前は座学と実技を10:00~行っていましたが、今は実技のみの定例会。
私は講師としての参加ですが、超初級、初級、中級と分かれている中初級班を担当させていただきました。
午前中は腹診と背候診を中心に実技を指導をしました。
私の班は初級といっても北辰会に入ってから数年たっている先生だったので、基本的なことは一定できている方でした。
この一定できるというのは「いい意味」もありますが「悪い意味」もあったりします。
「いい意味」は基礎的な知識があり、腹診・背候診をするのに慣れていること。
基礎知識もあるので話のやり取りは実にスムーズで、強く触ってしまったり、雑に触ることはありません。
安心してみていられます。
「悪い意味」は基礎的な知識のムラがあり、触ることに慣れ癖がついていること。
基礎的なことは一定わかっていますが、抜けているところや少し深く話とちょっと理解が追い付かない。
癖について一番多いのは、腹診をする時にお腹しか意識できていないことが一番多かったと思います。
腹診をするときも、あくまで全身の一部ということを意識して触るとまったくみえかたが変わってきます。
そんなところが気になりました。
これは基礎的なことですが、私自身も注意が必要なことなので、指導する中で非常に勉強になりました。
午後は打鍼を指導。
打鍼を簡単に説明すると腹躄に刺さない鍼をあて、槌で叩くことで生まれる反響によって悪い反応をとっていく施術法です。
これは槌をもって叩く技術と、鍼を移動させる技術が必要でまずそこが大変のようでした。
そしてやはり意識がそこに集まってしまう。
そうすると大きく反響させることができないんです。
小学生の時とかに合唱で声を出すときに遠くへ届かせる意識をしなさい!みていなこと言われませんでしたか???
改めて「遠くを意識すると遠くまで届くようになる」ものだと思いました。
教える立場でしたが、非常に学びが多くある勉強会でした!