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医療現場の学習性無力感

2017.05.01

少し前の話ですが、電通の社員が過労、長時間労働により自殺をしました。


このような事件があると聞かれる意見に…


 


『自殺するぐらいなら辞めればいいのに』


 


そう考える人は多いと思います。


自殺をするぐらいなら辞める。


判断力がなくなって、選択できない状況になっていたと考えられます。


このような状態を心理学の概念で『学習性無力感』と言います。


 


長期間、その状況が続くと逃げ出す努力すら行わなくなる現象です。


私はこの話を聞いた時に、医療現場でも起きていると思いました。


 


ある病気・症状に悩む。


そして、様々な病院に行き・色々な薬を飲む。


最初は沢山の抵抗をしているけど、それが報われない、何も変わらない。


そうなってしまった時にどこか諦めてしまう。


この薬を飲んで、何となくごまかしながら生活をする。


選択をする気力を失った…学習性無力と言えると思います。


 


そんな人にこそ、東洋医学・鍼灸医学を試してほしい。


無力になってしまう一歩前の人にこそ、意味がある。


西洋医学一辺倒の日本に、希望を失ってしまいそうな人。


 


そんな人こそ、何か変わるかもしれない。


難病・リウマチ・つわり・アトピー…etc


鍼灸は何か力になれるかもしれません。